なんでかもう、自分はまったく、お喋りというものが出来なくて。
学生の頃はなんとかチャレンジしてみたものの、やっぱり出来なくて。
もう今は完全に諦めている。

普段そんなにお喋るべきことがないし、第一疲れる。
喋ること自体はうまくなりたいけど、お喋りはいいや。
自分にはちょっと難しすぎる。

幸い、お喋りの輪に入らないと色々面倒なことになるような環境には身を置かずに済んでいるので、まったく問題ない。

あの人お喋りしないわね…という警戒心、
あの人もお喋りしたいはずなのに…という勝手な決めつけ、
あの人もお喋りの輪に入れてあげなくっちゃ…という勝手な使命感。

そういうあれね。うっとうしいやつ。
にやにやしてやり過ごすしかないやつ。

何も喋れないわけではないので、
喋りたいことがあったり喋るべきことがあったら普通に必要な分だけ喋るので、
放っておいてください。

あれ何だろうか。

お喋り好きな人は大抵、
「他の人もお喋りしたいはず!」と思い込むもんなんだろか。

そういや甘いものが好きな人も大抵、
「みんな甘いもの食べたいはず!」と思い込む傾向にあるな。
別に食べたくねえわ。

逆に辛いものが好きな人は大抵、
「こんな辛いもの誰も食べられないはず!」と思い込む傾向にあるな。
別に食えるわ。

とにかく。
お喋る人は、お喋るお喋る。

ファミレスなんか行くともう、20人くらい居るんじゃないかと思って振り返ると、3人くらいしか居ない。

なにをそんなに、喋る喋る喋る。

声と言葉の総量が実際の人数を大幅に越えている。
超えられるだけのスピードもある。
それで会話になっているのだから凄い。

そのなかで。
最近ちょっと気になっているのが、
40代半ばから50代くらいの、ある特有の雰囲気を持つ女性に共通している、とても独特の喋り方があること。

その雰囲気を持つ女性はとても多いのだけど、彼女たちはだいたい決まって、その喋り方だ。

声は大抵、細く軽く、滑舌がけっこう良くて早口。
言葉はお上品というわけでもなく、わざと崩しているような感じでもあり。
そしてこれが一番特徴的、
定型やテンプレがあるかのような、独特のおどけた表現が、会話に頻発する。
やたらと頻発する。

これが聞こえてくるとなんだかもう、身悶えする。震える。助けて!と叫びたくなる。

これがどういうものなのか。
詳しく伝えようとすると物凄く長くなるし、長くなったわりにぜんぜん伝わらないかもしれないし、
逆に、そんなに一生懸命伝えようとしないでも、もうだいたい分かるよと思われるかもしれないので。
うん、やめとこう。

ただ絶対、その世代が影響を受けた何かに、
明確で具体的なお手本のようなものが、あると思うんだ。

それを突き止めたいという衝動が止められない。

いったい誰なんだ??


Unknown