昔から友達の親が苦手だった。
何故だか、"あの子とはあんまり遊んじゃ駄目"的オーラを、
感じてしまって苦手だった。或いは、本当にそう思われていたのかもしれない。
そう思われていると感じてしまう場面が、幾度となくあった。

無邪気な子供らしい子供だったと思うが、その無邪気な遊びが行き過ぎて、
子供を集めて子供だけで子供に向けた色々な遊びを企てたりしていたせいかもしれない。
いやそうでないかもしれない。

そうでなくて、私には、"教育に悪い"ナニかを、感じさせるものがあったんだろうと、
思い込みか被害妄想だとは思いつつも、どうしても思ってしまう。
彼等にとって望ましくないナニかを、私は知らず知らずのうちに、
しているようだ、考えているようだ、いや存在自体が望ましくないのだと、
思ってしまっていたし、今も思っている。
いや、思い込みでも被害妄想でもなく、そうだったのかもしれない。

だから今でさえ、子供を持つ親は苦手だ。
いや、総じて大雑把には、"大人"が苦手だ。
年齢には関係なく、社会的に"大人"としてきちんと生きている人が苦手だ。
どんなに上手く振る舞おうとしても、常軌を逸する"望ましくない"ナニかが、
自分からは滲み出てしまう気がしてならない。どこかでバレてしまうのが怖い。

"自分は人とは違う"と思う事で優越感を持ちたいという意識とは違うと思う。
本当に怖いし、本当に困っている。
成長していないのかもしれない。大人なのに大人でないのがバレるのが怖い。
見透かされる、驚かれる、怪訝に思われる、それが怖い。

考え過ぎなのかもしれない、とはつくづく思うのだけど、
考え過ぎだなと思った頃にふいに、
考え過ぎではないと確信するような出来事が起きるから困る。

いや。
私は、"演技"が下手なのかもしれない。
多くの人は、人それぞれに、"教育に悪い"ナニかを、持っている。
それでも、世間に馴染み、世間と上手いことやっている。
私は単にそれが、下手なのかもしれない。
下手なら、上手になってやりたい。

まずは大人として、こういうどうでもいい日記は書かないようにしよう。