団長日記

都内劇場に暗躍する喜劇団「げんこつ団」団長の日記

2014年05月

マック・セネット本

先日、本が届いた。飛び上がって、喜んだ。
『<喜劇映画>を発明した男〜帝王マック・セネット、自らを語る』
(著者:マック・セネット/翻訳:石野たき子/監訳:新野敏也)

マック・セネットについてご存知ない方は、こちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/マック・セネット
ざっくり言うと、
アメリカにおいてスラップスティックな喜劇映画を、
最初に各種・大量に生み出した人。で。いいのかな。

飛びついて読み始めたが今は諸々と余裕がなくて、
空き時間や寝る前に、ちょっとずつ控えめに、こそこそと読み進めている。
映画産業の始まりに、喜劇映画の始まりに、その混沌と熱気に、
読む毎にクラクラさせられる。至福のクラクラ。

もっととことんクラクラしたいのだけど、
奇しくも今は、自主短編映画の撮影準備期間中。
この本を読んでいると、今のこの時代に、いつか自分も、
混じりっけ無しの純然たる喜劇映画を作りたいなどと、
大それた野望が芽生えてくる。

まずは「映画」を「映画」として、
そのうえ「自分の作るところの映画」として、
果たしてそれがちゃんと作れるのか否か、という所に居る私なんぞが、
そんな野望を抱いてどうするやら。
なのでそんな野望は客観的に眺めつつ、本はほどほどに読み進めつつ、
今は今、自分が出来る範囲の事を丁寧にこなそうと思うのでありました。

ともあれ、その時代を活き活きと感じられ、
注釈の情報量もハンパ無いこの本はとにかく、堪らんです。
鼻血が出そうです。

sennett_cover.jpg
発行元:株式会社 作品社(A5判・ハードカバー・本文416頁・別丁口絵16頁)
ISBN 978-4-86182-472-2 本体定価4,600円(税別価格)

映画メモ

なんやかんやでなかなか日記が書けなかった。
変な事や可笑しな事やくだらない事が色々あったのに、
もう忘れてしまった。まあいいか。

観た映画DVDをすぐ忘れちゃうからとちょいちょい感想を書く事にしてた事も、
もうすでに忘却の彼方。別にいいじゃんそんな事。

ここんとこは自主短編映画の参考になりそうなものを中心に、
過去見逃してきたものやら何やらを観た。

一応記憶と記録に残っているものだけ、残っているうちにメモしとく。
以下、完全に自分用メモ。

「ハックル」監督:パールフィ・ジョルジ
「人生に乾杯」監督:ガーボル・ロホニ
「懺悔」監督:テンギス・アブラゼ
「ルナシー」監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
「主人公は僕だった」監督:マーク・フォースター
「おかしなおかしな訪問者」監督:ジャン=マリー・ポワレ
「おとぼけオーギュスタン」監督:アンヌ・フォンテーヌ
「僕らのミライへ逆回転」監督:ミシェル・ゴンドリー
「ソウル・キッチン」監督:ファティ・アキン
「ハッピーニート」監督:ジェイ・デュプラス
「脳内ニューヨーク」監督:チャーリー・カウフマン
「アリス」監督:ウディ・アレン
「人生、ここにあり!」監督:ジュリオ・マンフレドニア
「ボラット」監督:ラリー・チャールズ
「モンティ・パイソン ある嘘つきの物語」
「トラブル・イン・ハリウッド」監督:バリー・レヴィンソン
「ブラック・スワン」監督:ダーレン・アロノフスキー
「スノーホワイト」監督:ルパート・サンダース
「白雪姫と鏡の女王」監督:ターセム・シン
「赤ずきん」監督:アマンダ・サイフリッド
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